福岡を拠点に、舞台写真の撮影を専門に行っている宜将です。クラシックバレエを中心に、さまざまな発表会の撮影をさせていただいています。

バレエの発表会の写真というと、華やかな衣装を着てステージで踊る「本番の姿」を思い浮かべる方がほとんどだと思います。もちろん、本番のステージこそが発表会の主役であることは間違いありません。

ただ、私が発表会の撮影をご依頼いただいたときは、本番だけでなく「ゲネプロ」から撮影に入らせていただくようにしています。

今回は、なぜゲネプロから撮影するのか、その理由についてお伝えさせていただきます。

本番では撮れない角度がある

一番の理由は、撮影できるポジションの違いです。

本番中は、客席にお客様がいらっしゃいます。カメラマンは客席後方の決められた位置に三脚を据えて、そこから動かずに撮影します。お客様の観劇の妨げにならないようにするのは当然のことです。

一方、お客様がまだ入っていないゲネプロの時間であれば、客席の前の方から撮ったり、少し角度を変えて撮ったりと、本番の固定位置からでは撮れない写真を残すことができます。同じ振付でも、撮る位置や角度が変わるだけで、写真の印象はかなり変わります。

また、ゲネプロの時間であれば舞台袖付近での撮影もできます。本番中に舞台袖へ入ることはできませんので、出番を待っている生徒さんたちの様子などは、この時間にしか撮れません。

本番は「踊ること」に集中する時間

本番の時間は、生徒さんたちにとって舞台に立つことがすべてです。何ヶ月も練習してきた成果を出す場ですから、気持ちも時間もそこに集中しています。先生方も同じで、本番中はステージの進行や生徒さんのサポートに意識が向いています。

だからこそ、ゲネプロの時間が大事になります。

本番前の楽屋で、お友達と一緒にメイクをしてもらっている時の表情やワイワイ楽しくおしゃべりしている様子。衣装を着て舞台袖で出番を待っている時の少し緊張した顔。本番ほどの緊張感はないけれど、それでもいつもとは違う特別な空気の中で過ごしている、そういう自然な姿を写真に残せるのがゲネプロの時間です。

父兄のスマホだけでは残しきれないもの

楽屋や舞台袖では、お父さんやお母さんもスマホで写真を撮っていらっしゃいます。ただ、ずっとカメラを構えて張り付いているわけではありませんので、お子さんの着替えを手伝ったり、他のことをしている間に撮りたかった瞬間を逃してしまうことも少なくありません。

私はゲネプロの間、ずっと現場にいて撮影を続けています。父兄の方がたまたまその場にいなかったタイミングでの表情や、お友達同士のやりとりなど、後から見返して「こんな瞬間があったんだ」と思ってもらえるような写真を一枚でも多く残すことを意識しています。

実際に、ゲネプロや楽屋で撮影した写真も多くの方にご購入いただいています。本番のステージ写真とはまた違った、その日の「想い出」として喜んでいただけているのだと思います。

先生方に販売の手間はかけません

撮影した写真の販売には、スマホで完結するネット写真販売の仕組みを使っています。出演者やご家族が、それぞれのPCやスマホから好きな写真を選んで注文・決済まで済ませる形です。写真もご自宅に届きますので、先生が注文を取りまとめたり、集金したりする必要はありません。

発表会の一日を、まるごと写真に残しませんか

発表会は、ステージの上で踊っている時間だけがすべてではありません。楽屋で準備をしている時間、舞台袖で出番を待つ時間、踊り終わってホッとした時の表情。その日一日のいろいろな場面が、後から見返したときに大切な思い出になります。

本番のステージ写真はもちろんしっかりと撮影しつつ、ゲネプロの時間を使って舞台裏の風景も残す。そうすることで、発表会の一日をより多くの角度から写真に残すことができます。

「本番だけでなく、裏側の雰囲気も含めて写真を残してあげたい」とお考えの主宰者は、ぜひ一度ご相談ください。

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